どうも、画家の松尾龍です!

 

 

また“プログレ好きの画家 今日も変拍子”

書いていこうと思います。

 

今回は創形美術学校の後輩の上門恵理子さんの展示帰国報告会を観てきました。

 

上門さんは学生時代から良い作品を作っていたので

久々に作品が観れるということで楽しみにしていました。

 

 

 

−上門恵理子展−

 

 

1月19日にファインアート科版画専攻45期2016年卒業

上門恵理子さんの個展を観に創形美術学校のガレリア・プントに行きました。

 

 

上門さんは2016年の卒業制作で第11回パリ賞国際芸術会館研修員派遣を受賞し

その後約半年パリに滞在、その帰国報告会も兼ねた展示になっています。

 

 

多くの作品が帰国後のもので変化の過程も見ることの出来ます。

 

作品は幼少期にみた七五三さんの着物の模様やウィリアム・モリスの苺泥棒にある

宗教や文化の流れと共に生まれる「装飾」にインスピレーションを受けています。

 

文様のような装飾世界に

「現代の装飾活動にはどういった意味が含まれているのか」

 

その答えを模索しながら生まれた版画作品です。

 

古典的のようでいて、そこに現代を生きる作家の視点があり

とても見れば見るほど面白い作品です。

 

自分のお気に入りは入り口入って左側にある

四季を表現した4枚の連作です。

 

それはリトグラフのモノクロの作品で

紙の白の空間がとても美しくもちろん描かれている世界も面白く

じっと眺めていたくなる作品です。

 

版画の作品の難しさは、表現の良し悪しよりも技法が前に出やすいところです。

 

技法がたちすぎると版画家どうしの頭の撫であいになってしまいます。

 

見る側からすれば技法はさほど重要ではなく、何を表現しているのかを見るのです。

 

勿論、上門さんの作品は技法よりもちゃんと表現良さが前に出ていて

すっと作品の世界観に入っていけました。

 

 

そして1月19日の16:00から帰国報告会がありました。

 

自分も一度この帰国報告会を経験していて

フランスの懐かしさと、マイクを持って話をした時の緊張を思い出し

人知れずそわそわしていましたw

 

上門さんは自分とは違い話がとても上手で

半年の滞在の濃厚な体験を聞くことが出来ました。

 

これからパリ賞を狙っている後輩達にとてもいい参考になったのではないかと思います。

 

聞いていると、自分も半年でもっとやれることがあったなと

色々と思うことがありました。

 

本当に展示も帰国報告会も素晴らしいものでした。

 

まだ展示は続きますので是非観にきてください!

 

 

 

展覧会名 上門恵理子展

出展作家 上門恵理子

展示会期 2018年 1月10日(水)~ 1月30日(火)

休館日  日曜日

営業時間 10:00〜18:00

展示会場 ガレリア・プント

住所   創形美術学校 東京都 豊島区 西池袋 3-31-2

 

 

 

それではあなたの中にいつもアートを!

 

バイバイ

 

 

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