作品テーマ 

 

テーマは簡略化されたあの日の形です。

 

人間の記憶力は完璧ではなく

大切なあの日の形も時と共に色褪せ簡略化されていきます。

おそらく過去の情景を完全に再現する事は出来ないでしょう。

ただその時に体感した“なんとなく”という感覚は

脳内に蓄積されていきます。

 

「楽しかった」「辛かった」「暑かった」「寒かった」などは

色彩や形態などの視覚的に体感したことよりも

強く記憶として溜まるのだと思います。

 

 

 

自分はその“なんとなく”曖昧になった記憶を

まるで積み木遊びのように単純な形に簡略化し

鑑賞者も「何からこうなったのだろうと」

考え遊ぶことのできるような作品をつくています。

自分の作品はどこか懐かしさを感じると

言われることがあります。

それは自分がよく実家の側にある丘から

眺めていた夕陽が少し関係しています。

その夕陽を眺め過去を見つめる時に先程言った

曖昧な記憶の形が浮き出てくるのです。

 

 

そのため自分の作品は夕陽の色味が多く使用されることがあり

鑑賞者がノスタルジックな気分になれるように描いています。

 

一見するとどこか見知らぬ惑星の宇宙ステーションに

見えてしまうかもしれませんが

とても大切な記憶の1ページなのです。

 

 

 

創作の根源は先程書いたように子供の頃から描いた絵を

いろんな人に見てもらうことが好きだったことと

沢山の積み木で遊んだ思い出が強いです。

 

子供の頃大体の人が積み木で遊んだことがあると思います。

大人から見ると子供達が遊んでいるそれはただの木の山ですが

子供達から見るとそこには確かに怪獣やロボットが

存在するのです。

その体験はアニメや映画で見るよりリアルで

自分にとって一番理想の形が見えているのです。

 

 

 

 

作品はまさにその頃の感覚で表現する事を心掛けています。

「まるで積み木で遊ぶかのように絵を描きたい」そう思い 

出来る最低限のシンプルな形を描いています。

 

 


Ryu Matsuo/松尾龍

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