「無関心」
個展「TALK」展の中心に飾った連作です。
今までは綺麗な青空かもしくは夕陽を描いていましたが
静けさと肌寒さを感じるような色味を抑えた作品にしました。
作中に登場する木は人間を表現していて
逆立ちをしているような見た目にしています。
自分の届く範囲にしか手を伸ばさない
そんな自分も含め現代人の周囲に対する
無関心さを表現している作品になります。
技術的な変化で言えば
この辺りから一見白色だけれど
赤、青、黄色をうまく混色して
グラデーションに見えるように描くようになりました。
他には、前までは画面全体にピントを合わせていましたが
見せ場とぼかすところをよりはっきりさせるようになりました。
それによって見る人に技だけではなく
表現したいところをじっくりと見てもらえるのではないかと
意図的に手前にぼかしと色だまりを描いてみました。
「作品説明」
※説明を見たくない方は戻るを押して下さい。
「無関心」
910mm×727mm canvas oil painting
逆立ちしているから手の届く範囲にしか関心がない
無関心で無責任
「無関心」
455mm×380mm canvas oil painting
未知の世界が怖い
関わるのが怖い
好きなものさえあればそれでいい
「無関心」
455mm×380mm canvas oil painting
背は伸ばして見るが
脚は使って動こうとはしない
その方がきっと楽だから