「何処かで会ったような子供たち」
2014年“曖昧な記憶の形”をテーマにした
「AFTRGLOW」シリーズの記念すべき第一弾が
「何処かで会ったような子供たち」の連作になります。
このころは他の油絵を製作する傍らに
息抜きで描いていました。
テーマ性も今ほど明解ではなく
自分がみた建造物や面白い形体などに過去の記憶を重ね合わせ
可愛らしい顔に見えるようにしていました。
近年製作した「AFTERGLOW」シリーズに比べると
幾分コミカルな見た目になっていると思います。
というのも、もともとこの作品を絵画としてではなく
イラストとして描いていました。
“自分も鑑賞者も笑顔になる作品”を改めて考え直し
ワクワクしてお絵かきをしていた子供の感覚に立ち帰り
積み木感覚で製作をしました。
作品説明
※説明を見たくない方は戻るを押して下さい。
「何処かで会ったような子供たち」
107mm×154mm watson paper pen and ink
草むらで遊んでいると
よくこんな顔したバッタに出会いました
「何処かで会ったような子供たち」
107mm×154mm watson paper pen and ink
何言ってもあの人には声が通らない
聞く気がないのかなんなのか
「何処かで会ったような子供たち」
107mm×154mm watson paper pen and ink
気分がいい日は
カバンだってダンシング
「何処かで会ったような子供たち」
107mm×154mm watson paper pen and ink
自分の意思とは裏腹に
箸やスプーンからこぼれ落ちる
お米の妖精さん
「何処かで会ったような子供たち」
107mm×154mm watson paper pen and ink
暑くて工場のタンクが
ゴクゴク、ドリンクを飲んでるみたい
「何処かで会ったような子供たち」
107mm×154mm watson paper pen and ink
初めて叩いたドラム
めちゃくちゃだけど楽しかった
「何処かで会ったような子供たち」
107mm×154mm watson paper pen and ink
こいつは驚いた
目が飛び出るくらい驚いた
顎外れるくらい驚いた
「何処かで会ったような子供たち」
107mm×154mm watson paper pen and ink
ワンちゃんのお散歩
朝からみんな元気一杯
「何処かで会ったような子供たち」
107mm×154mm watson paper pen and ink
電柱さん達が
夕陽を眺めている人みたい
「何処かで会ったような子供たち」
107mm×154mm watson paper pen and ink
子供の頃
テーブルが動き出さないかなと
そんなこと考えていました